ピノ・ノワールファンなら、日頃から気兼ねなく飲めるおいしいピノのリストは何本あってもうれしいものです。そんななかにオンリストしたい1本を偶然見つけました。ピノ好きなら、このうれしさはわかってもらえると思います!
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こちらのワインを見つけたのは、三軒茶屋の「ラ・カーブ・オンソワレ」。たまたまこの近くでテニスがあったので初めて訪れたワインショップです。最初、高そうなブルゴーニュしか目に入らなくて、「やばい、、どうしよう」と思いましたが、意を決して「家飲み用の3000円以下のピノやグルナッシュってありますか?」と聞いたら「ありますよ」と紹介してくれたなかの1本でした。
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「ラングドック産なんですが、南仏のクセが出ていなくて、華やかなピノ・ノワールの個性がしっかり出ていますね」とのこと。それでこの価格なら、誰でも飲んでみたいと思いますよね。ということで、即決しました。

テラス・ド・ギレム ピノ・ノワール
生産者:ムーラン・ド・ガサック
生産年:2016
生産国(地域):フランス(ラングドック)
品種:ピノ・ノワール
価格:1,600円(税抜き)
購入先:三軒茶屋ラ・カーブ・オンソワレ
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輸入会社・フィネスの情報によると、生産者のムーラン・ド・ガサックは、モンペリエから内陸20kmのところにあり、標高500mのガサック渓谷の影響で寒暖差のある気候に恵まれているのだそう。寒暖差があるので、ラングドック特有の、果実の成長は早いけど酸や深みが足りないというのが回避されるんですね。ボルドー大学の地質学教授アンリ・アジャペール氏に「この恵まれた独自のテロワールでは、素晴らしいワインができる」とお墨付きをもらったとか。そこで、1978年にワイナリーを設立。できたワインはイギリスやフランスのワインジャーナリストにボルドー5大シャトーのラフィットやラトゥールに比肩されたことで評判となったのだそう。さまざまな土壌を持つ土地には、それぞれに適した品種の古木が植えられているということです。期待できますね。
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いただいてみます! 
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色はピノ・ノワールにしては濃いめの紫色ですが縁には透明感があります。香りは、煮詰めたイチゴでしょうか、スパイシーさもあります。口に含むと、甘みと旨味があってほどよいボリュームも感じます。おいしいですね。なめらかなでピュアな印象ではありますが、少しタンニンなのか成熟したような乾いたようなニュアンスを感じます 。
2日目になると、カシスの甘さを感じさせる香りが強くなっていて、梅のような雰囲気も。味も成熟した乾いたニュアンスが強くなってきていますが、甘みと旨味もまだ保たれています。許容範囲ですが、1日目の方がよかったと思うので、早めに飲みきった方がいいですね。
全体には、この値段でとてもよくできていると思います。また、見かけたら購入して、デイリーピノとしてストックしておきたいレベルです。テニスで出かけた先でいいワインを見つけました!